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オバケ度…
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70%〜90% |
| 特定状況で「出る」 ? |
相手無差別に「出る」 ○ |
| 会話は不可 △ |
独自の論理 ○ |
| 異形の姿 ○ |
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狐憑きは、すごそうだ。
狐はよく化ける動物トップの地位を狸と争えるほどの立派なオバケだが、狸と比べて最も違うのは、狐は「憑く」が狸はあまり憑かないという点だろう。
憑きものの話には、とても興味をひかれる。私自身直接身の回りにそんなことが起きた体験はないが、あったらどれほど面白いだろうかと、大都市に生まれ育ってしまったのが悔やまれる。
というのも、狐は都会では滅多に活動しないらしいのである。東京や大阪で狐が憑いたからお払いをしたという話を聞いたことは一度もない。
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狐 に憑かれた人は、一時的に気がふれたようになる。奇妙なことを口走る。「コーン」とか「ケーン」などと鳴く。油揚げを欲しがる。油をなめる。突然暴れる。 恨み言を言う場合もある。どこへ入るのかと思うほどの大食である。年寄りがピョンピョン跳ねたりするなど、通常では考えられない行動に出る。予言をするな ど、超人的な能力を発揮する場合もある。大変な変身ぶりだが、狂乱状態から正常に戻ると、自分が何をしていたのかまるで覚えていないという。
田舎へ行くと、狐を代々飼っている家があり、その家は「狐持ち」の筋などと呼ばれる。どの家が狐を飼っているかは、みんな知っているけれども口に出してはならない秘密になっているらしい。この家の人に恨みをかうと、狐が相手のところへ出張して行き、憑くのである。怖い。
無論、狐は悪いことばかりしているわけではない。
山中で子狐をひろって大事に育てた人が、その後は狐に守られて金持ちになったなどという昔話がある。小泉八雲の作品にもそんなのがあったはずだ。
こういうのを全部、精神異常の一形態として精神医学的に、あるいは村落共同体の中の人間関係のなせるわざとして社会人類学的に説明する方法もあるが、それでは全然狐の話にならず、つまらないのでそっちへは行かない。
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