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オバケ度…
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60%〜80% |
| 特定状況で「出る」 ○ |
相手無差別に「出る」 ? |
| 会話は不可 ○ |
独自の論理 ○ |
| 異形の姿 ○ |
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究極の、善玉
中国産の仁獣、瑞獣で聖人の出現する前に現れるという。形は鹿をベースにして、尾は牛、蹄は馬、頭に角がある。顔はなんだか龍に似ている。羽は生えていないはずだが、空を飛ぶ。殺生をせず、なんと草すら踏まない。
そういうものだということは知識では承知しているのに、麒麟と言ったら断然ビールのラベルの姿が決定的だ。同じめでたい獣でも、龍とは違い、日常接する物語で麒麟の出番は少ないのだ。まあ、キャラクターとしてのインパクトは龍のほうが断然上だから仕方がないのだけれども。
だいたい、動物園のキリンとは違う麒麟があるということをビールのラベルで知った人のほうが多いのではないかと思う。記憶はないが、恐らく私もそのクチだ。なさけないことに、私は麒麟の登場する物語を一つも思い浮かべることができない。一方、キリンビールが登場する思い出はたくさんあるのだ。「麒麟」という単語を聞いただけでもうのどが渇くような気すらする。かわいそうな麒麟。名前ばかり売れてしまって実質が伴っていないなんて。あんなにかっこいいのに。
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ラベルの麒麟をじっくり見たことがおありだろうか。
鹿でなく馬寄りの体型。背には鱗があり、炎のような毛も生えている。その毛のなびき方と脚の運びを見ると、どうやら空を飛んでいるようだ。顔には何と特定できないあいまいな表情が浮かんでいる。あいまいな表情は、モナリザの例もあるように、名画の条件だ。
見ればみるほどこの絵はいい。安定感と躍動感とを両方備えた絵だと思う。文字や周りの装飾、色を含むラベル全体のデザインもとてもいい。大きな企業の伝統ある製品には、こういう優れたデザインが時々ある。
キリンラガーが息の長い商品になったのは、瓶の中身の良さや営業力だけでなく、立派なデザインのせいもあるのではないだろうか。時々、とりあえずの一杯を飲んだ後にそんなことを考える。
<蛇足>
麒麟の絵はおそれ多くてとても描けなかった。以下のページへ行けばラベルの画像を見ることができる。
http://www.kirin.co.jp/
http://www.kirin.co.jp/company/history/
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