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「おばけずかん」をはじめたばかりのころ、おばけのことを考えるのがうれしくて、誰と会ってもおばけの話ばかりしていた。 ああだこうだとやってるうちに、突拍子もない方向へ題材が転がり、大胆な説ができあがったことも一度や二度ではない。ここに紹介した中の聊斎志異の話は、まさにそうやって、酒の肴として組み立てられたものだ。そのうち「おばけの話題は、頭を柔軟にする体操として非常に有効である」という説も出た。私は今でもそう信じている。 おばけの話は、メールをくれた読者ともずいぶんした。 家族や友人に聞きました、と遭遇談を送ってくれる読者がたくさんいた。おばけの話には、いつも土地や時代のにおいがついている。どんなものでも興味深かった。 絵柄のせいか若い読者も多かった。 小学生が「おもしろかったです」と感想を書いてくれたり、中学生が「夏休みの宿題の題材にしたいのでヒントをください」と便りをくれたりした。高校生に日本語を教えているという外国の先生から、教材にしたいから、教育に悪い部分を削除してくれないか、という依頼があったりもした。(それで、削除したのかって? しません。するものですか。) 日本中、世界中の人が、私の趣味につきあってくれたことになる。わー。どうもありがとうございます! |
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