046 意味のない会話

少し酔っ払って、少し意味がなくなった会話が好きです。

普段はきっちり筋道を立てて話す人たちが、言うことに、少し、脈絡がなくなった状態。発言のひとつひとつは、噛みあっていないようなのだけれど、やっぱりちゃんとつながっている。全員が自由連想でしゃべってる。会話のフリージャズ、みたいなやつ。

こういうときの交流の濃さは、独特です。脈絡の減った会話で何を交流しているのか、考えてわかるものではありません。でも、そこに、確実に何かがある。






別に酔っ払ってなくても同じことは可能なので、素面でもまったくかまわないのですけど、ちょっとお酒が入ってると、そんな風になりやすいわけです。

時間の経過も大事です。親しい相手であっても、会ってすぐには、なかなかそういう風にはなりません。しばらくお互いのリズムを探り合って、そして安心して次の話題を繰り出せるようにならないとダメなのです。やっぱりフリージャズみたいな感じです。

妖怪の集まりって、そんな風じゃないのかなあ、って想像することがあります。

これって単に、夜中までだらだらハシゴしてお酒飲む行動の正当化でしょうか。そんなことばっかりやってるわけじゃありません、と一応お断りしておきますが。

また。


2007年5月

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