033 からすだらけ
いやいや、朝っぱらからうるさい都会のカラスの話じゃありません。前回の続きです。
- 中国や韓国では、月にはウサギが住み、太陽にはからすが住むという考えがある。
- ブータンでは、国王のかぶりものの紋章がからす。
- 古代エジプトでは太陽の鳥。
- ギリシア神話では、からすは太陽神アポロに仕えていた。最初は白い鳥だったが、いたずらをしてアポロの怒りを買い、炎で黒こげに。
- 北欧神話では、戦争と死の神、オーディンの斥候をつとめる。
- 旧約聖書では、カラスは大洪水の後初めて外に放たれた動物である。
- 古代メソポタミアのギルガメッシュ叙事詩では、旧約聖書の洪水伝説にそっくりな話がある。洪水の後、最初に鳩が放たれるが、もどってきてしまう。次にからすが放たれる。からすは戻らない。からすは陸地をみつけたのである。
- 北米の神話はからすだらけ。
驚きです。ちょっと検索をかけただけで、山のように出るわ出るわ。私が「どうも納得できないなあ」と感じている日本の八咫烏(やたがらす)の話は、世界的に見れば、とても普通だったのでした。
「先導」「太陽」「王または主神に仕える」「もとは白かった」「賢い」「色男」「死」…このあたりが繰り返し現れるイメージで、世界中どこでも、なんとなーく共通しているところが面白いです。きっとアフリカにも南アメリカにもオセアニアもあるぞ、という気がしますね。
でも、やたがらすは、三本足のなぞが、まだ残っています。気になります。
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