022 妖怪博士になりました

2006年10月8日、晴。第一回境港妖怪検定。

このウェブサイトをごらんの方は、おばけ方面に興味のある人が多いでしょうから、「ゲゲゲの鬼太郎」の産みの親、水木しげるさんの故郷、鳥取県境港市で、妖怪検定なるものが行われた、というニュースがお目にとまったかもしれません。

私も、そういうものが目にとまっちゃった一人です。ただし、行われた、というニュースでなくて、一ヶ月ほど前に、行われる、というニュースを見てしまいました。早速、境港のウェブサイトを読むと、試験に合格すると、「妖怪博士 初級」に認定してくれる、と書いてあります。妖怪博士? そんな権威のなさそうな博士もないでしょう。それも、博士のくせに、初級…。気の抜けた企画です。妖怪にぴったり。

日ごろ自他ともに「おばけファン」と認める私としては、これは行かねばならぬ、ということになります。つまり、そうです。太平洋の反対側のサンフランシスコから、わざわざ飛行機乗って鳥取まで行ってきたのです。へらへら笑いながら。

受験体験記は、こちらをお読みください。

で、2週間ほどテキストを持ち歩く、という受験勉強の甲斐あって、めでたく合格いたしました。わーい!

サンフランシスコへもどって、ウェブで合格を確認した私はすっかり舞い上がり、「Monster Master, yey! 」と叫んで家中を飛び跳ねて歩きました。どんな阿呆な試験でも、合格すればうれしいのです。

でも、周囲のアメリカ人に妖怪というものを説明するだけでも面倒なのに、「妖怪検定」「妖怪博士」というコンセプトの説明は困難を極め、孤独感をかみしめております。彼らは一神教なので、化け物は全部悪魔の化身です。すると、無害のモンスターがぞろぞろいる、っていう日本の図がなかなか腑に落ちないわけです。

ま、その孤独と欲求不満が、鳥取まで行っちゃうような勢いの源泉なので、それはそれで不満があるわけじゃないんですけど。

次回は、境港の町の話

2006年10月


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