009 スターバックスの人魚

前々から気にしているのに、雑用にまぎれて放置していた疑問があります。

スターバックスのロゴ、あれは何なのか? 尾が二本ある人魚?? スターバックスという店名は、どういう意味なのか?

周囲のアメリカ人に聞いても、誰も知りません。ま、普通の人は化け物についてなど真剣に考えないので、それほど知識がないものだ、というのは、日本人も同じですから、驚きゃしません。

唯一、メルビルの長編小説、「白鯨」に登場する一等航海士がスターバックという名で、コーヒー好きだったかも、と言った人があります。が、鯨とコーヒー? (と、この書き方でおわかりと思いますが、小説、読んでいません。)

名前の由来はそれでもいいです。スターバックスのホームタウンはシアトル、港町ですから。そうでも、ロゴの冠かぶった人魚キャラクターの問題が残ります。スターバックスの公式ホームページへ行っても、実用的な情報ばかりで、なんにも出てません。ううむ。人魚とコーヒー? 生臭い?

仕方ないので、あらためて人魚について考えることにしました。

尾が左右に分かれて脚みたいになってるヨーロッパの人魚って、前にもどこかで見たことがあります。男性形で、魚の頭かぶった蛙、みたいなやつでした。鱗から鎧を連想したらしく、ごろんとした強そうな、というか丈夫そうな、こいつは頑固者だな、っていう感じの妖怪でした。歩けるらしく、立ってる姿の絵だったはずと思います。どこで見たんだっけか。思い出せません。

私もリアルタイムでは見てない、ずいぶん昔の映画になりますが、大アマゾンの半魚人も、歩ける形です。

私たちの普段思い浮かべる人魚は、アンデルセンの人魚姫、つまり、金髪の若い娘で海のお姫様ですが、その昔には、多分もっといろんな形態があったんです。化け物なんですから、時代が変わり、人間が考えることが変わるにつれて、形も変わるのは当然です。

この話、書ききれないので、次回に続きます。

2006年7月


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